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アスモ・たんぽぽ新聞第209号 トピック
「世界中に祈りをこめて」
アスモ新聞の締め切りが迫り、今成田空港で原稿を書いています。介護保険制度外の事業の取組の一環として海外の企業との提携を目指しています。
無事契約に至りましたら、また皆様にご報告させていただきますが、今弊社がなぜこのような取組をしているのかの原点にはこのような母との思い出があるからです。そのことを「祈るということ」と題してアスモ新聞79号で記事にしておりますので、再度ご紹介させていただきます。
アスモ新聞79号・・・「祈るということ」
私の父は、宮崎県生まれで、私が生まれる少し前まで鹿児島で自衛隊員をしておりました。まもなくして母と出会い、姉を授かり二人目の兄が生まれたのですが、兄は生後まもなく千人に一人助かるかどうかの大病を患い、可哀想だから名前もつけない方がいい、と病院の医者や周りが言うほど大変な病気だったようです。そういった辛い経験からか母は非常に信仰心の篤い女性です。
母は朝晩必ず、仏壇の前に座り、お経を唱えるものですから私も面白がって、横に座り一緒に唱えておりました。ですから小学校の低学年の頃には、見なくても漢字びっしりのお経本を丸暗記していました。私はいつも母親が何をお祈りしているのか不思議で聞いてみると、願い事をするのではなく、今日は一日こうしますと誓うことが大切だと。夜は今日一日ありがとうございました…と感謝することが正しい祈り方だ、と言っておりました。それは、生活が豊かになりたいとお願い事をしても「仏壇の後ろからお金が飛んで来るわけないでしょ!人間一生懸命働かないとお金は稼げないんだよ」とよく言っていたのを覚えています。
先日、新聞を見ていたら同じことを言っている人がいました。祈りには二種類あって、一つは「こうしてください。ああしてください」という請求書の祈りです。そしてもう一つは、「ありがとうございました」と感謝する領収書の祈りだそうです。私が母から教えられたのは後者の祈りだったことをこの記事を読んで気づかされました。「南無」というのは「仏様にお任せする」という意味だそうです。任せた以上はどんな結果が出ても受け止めて行くというのが信ずるということのようです。
仕事のあり方もまったく同じことが言えるのではないか、と思っております。私たちの業界を見渡すと、制度の中で仕事をしているためか、「こうしてください、ああしてください。」と要求をすることが当たり前のようになっていますが、はたしてそれでいいのかと思うことがよくあります。日々努力する姿勢が先にあって結果はその後でついてくるということではないでしょうか?
私たちはまず、今ある環境に感謝しながら、身近な地域やご利用者様に「ありがとう」という気持ちで仕事をしていかなければならないと考えております。(79号)
そして地域があるのは、中野という地、東京という地があるからであり、ひいては国があるからだと思っています。今少子高齢化という大きな社会変化の中でどのような取組をしていくことがご高齢者や社会に望まれているのかを絶えず考えてこれからも会社運営をしていきたいと思います。経営理念を作るにあたり、世界中の高齢者としたのはそのためなのです。
経営理念・・・私たちは世界中の高齢者に安心と安らぎ・生きがいをお届けするとともに、社員の幸せ・福祉に携わる企業の発展・人々が支え合う地域社会づくりに貢献していきます。
SDGs(持続可能な開発目標)活動報告
一昨年よりスタートしましたSDGs(持続可能な開発目標)活動は、弊社の一ヶ月間のサービス量に応じて寄付活動や社会活動の原資に充てる予定になっております。2023年1月の活動実績=16,050Pとなり、2020年より開始いたしました累計数は、645,455Pとなりましたのでご報告させていただきます。また、具体的な活動内容の詳細につきましては、引続きアスモ新聞にてお伝えさせていただきます。
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