アスモ新聞

アスモ・たんぽぽ新聞第205号を発行いたしました

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アスモ・たんぽぽ新聞第205号 トピック

「アントニオ猪木」

昭和30年代(1960年代?)、当時の子供に人気のあるものの代名詞として、プロ野球の巨人軍、大相撲の横綱・大鵬、料理の卵焼きを並べ、「巨人・大鵬・卵焼き」という流行語が生まれました。私も子供ながらに、この流行語はよく耳にした記憶があります。

そのような影響からか、小学校時代から中学・高校と野球に汗を流す毎日を過ごしていましたが、私にはもう一つ大好きなスポーツ、格闘技がありました。当時金曜夜8時のゴールデンタイムに放送されていたプロレス中継でした。力道山が亡くなり、その後のプロレス界を支えていたジャイアント馬場とアントニオ猪木の試合がメインの時代です。

昭和30年代、まだ戦後復興の余韻が残る時代背景です。当時はまだ娯楽も少ない中で、テレビの画面を通じて大柄な外国人をやっつけるプロレスラーは強い男の象徴でした。男は強くなければいけないと教えられて育った私の世代にとってプロレスラーはヒーローだったのです。同世代の子どもに比べ、私のプロレス好きは異常なほどでした。中学生のころには貯めたお小遣いを握りしめ一人でプロレス観戦に行くこともありました。
プロレスは八百長であると言う人や、人を殴ったり蹴ったりすることをよしとしない人も多くいますので、受取り方は人それぞれだとは思いますが、試合内容や試合後のコメントは貧しい家庭に育った私の心に、どんな逆境においてもカウント2で跳ね返し、立ち上がらなければならないということを教えてくれていたのだと思います。

 

特に大好きだったアントニオ猪木(猪木寛至)さんは、先日10月1日にこの世を去ってしまいました。猪木さんは、10人兄弟の9番目という大家族の中で育ち、5歳の時に父親を亡くし、営んでいた石炭問屋も倒産してしまい極貧生活を強いられることになってしまいます。そんな中、一家は貧困から抜け出すためにブラジルに移住するのですが、そこでは想像を絶する強制労働の過酷な日々が待っていました・・・。

ブラジル到着後、サンパウロのコーヒー農園で働くことになりますが、朝5時から夕方5時までという長時間労働で、作業が終わってから小屋に戻って着替えると、Tシャツに汗の塩分がしみ込んでおり、Tシャツが固まって立つほどの汗をかいていたそうです。作業のたびに手の皮がむけ血まみれになってしまい、まだ少年だったアントニオ猪木さんは痛みをこらえながら労働をこなしたのです。労働契約は1年半でしたが、その間何があってもこの農園で働き続けなければならないという契約を結ばされていたのです。途中で逃げることはできず、ただひたすら耐える事しかできなかったようです。

そんな中、アントニオ猪木さんは日本では運動音痴として馬鹿にされていましたが、ブラジル移住後に陸上選手としての才能が発揮され、砲丸投げなどの大会で優勝するようになります。そして、1960年4月11日にサンパウロを訪れていた力道山と出会い、スカウトされて帰国後、日本プロレスに入団します。

 

その後のプロレスラーとしての活躍や引退後の政治家としての活動は皆さんもよく知っていることと思いますが、「アントニオ猪木が猪木たる所以は、猪木氏のもつ強烈な目と、彼の発言にある」と写真家の原悦生氏は言います。亡くなる数日前に猪木氏の下を訪れた原氏に対して、ベッドから椅子に移動し突然両目を大きく開けたかと思うと猪木氏は「馬鹿の ・・・」、突然だったので、よく聞き取れずに聞き返すと念を押すようにゆっくりと「馬鹿の一人旅」と言ったそうです。それは間もなく旅立っていくことになったアントニオ猪木氏が、これまでの人生と旅立ちを自ら形容した言葉だったのかもしれません。

 『この道を行けばどうなるものか、危ぶむなかれ。 危ぶめば道は無し。 踏み出せばその一歩が道となり、その一足が道となる。 迷わず行けよ。 行けばわかるさ。
このフレーズを最後に、プロレスラーとして引退をしました。この格言は「迷っても仕方がないから、とにかくやってみよう。 」という意味が込められているそうです。 新しいことを始める時、失敗を考えて一歩踏み出せない時、この言葉をかみ締めてチャレンジしていきたいと思います。

 

SDGs(持続可能な開発目標)活動報告

一昨年よりスタートしましたSDGs(持続可能な開発目標)活動は、弊社の一ヶ月間のサービス量に応じて寄付活動や社会活動の原資に充てる予定になっております。
9月の活動実績=16,575Pとなり、一昨年より開始いたしました累計数は、579,065Pとなりましたのでご報告させていただきます。また、具体的な活動内容の詳細につきましては、引続きアスモ新聞にてお伝えさせていただきます。

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